遡ること80余年。1930年代に、平和屋の原型が誕生しました。
桐生市の梅田町の、今の場所より少しだけ離れた所に開かれたお店です。
世界恐慌やクーデター、満州事変など暗い事件が多かった当時、
世の中の平和を願って付けられた名前が「平和屋」でした。
商いを始めた当処は、大福やせんべい、飴などを売る駄菓子屋でしたので、
周りからは「もち屋」などと呼ばれていたものです。
それがいつしか佃煮などの惣菜や雑貨を売り始め、
食事を出し始め、今の「平和屋食堂」が産まれました。
「おいしい物を食べてもらって、笑顔になってもらいたい。」
ささやかでありふれた望みかもしれませんが、
創業当時からこの思いは変わりません。(ご飯のボリュームは増えたかもしれません)
人との繋がりを大切に、地元との繋がりを大切に、
平和屋はこれからも桐生を愛して、愛されるお店でありたいと思います。